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若林美保 「職業・ストリッパー」 オリジナルエッセイ vol .2

 みなさん、こんにちは!
ストリッパーの若林美保です。前回は自己紹介のつもりが、私の成り立ちの話しに変わり、しかも途中で終わってしま いました(汗)。だから、今回は続きを書きます。と、思って、ましたが、その話しはまたおいおいすることにさせてい ただいちゃいます。というわけで、改めまして、今回は、お芝居の方の活動について書かせていただきます。

若林美保

私はもともと、芸能に憧れがあったことは前回お話ししました。大学に入ってからは、ある劇団に所属していました。 しかしその劇団では、レッスンや公演をちょこっとやるくらいで、とても芸能活動をしてると言えるようなものではあ りませんでした。踊り子になってから八年がたって、マカオの劇場にのることになりました。マカオでは、通常の浅草 ロック座のようなレビューショー形式なのですが、今までと違い、プロのダンサーさんがバックで踊って下さっていま す。一緒に行ったメンバーの中で、結樺(ゆから)レイナさんというダンサーさんがいまして、彼女と私は意気投合して、 一ヶ月間のマカオでの公演と、それに伴うリハーサル期間の間中、一緒に飲み食いしたり、終演後にお部屋で、朝方ま で毎晩のように語り合ったりしました。日本に戻ってきて、レイナさんから出演と振り付けをしている劇団があるとい うことを聞き、観に行きました。劇団キリン食堂という劇団で、座長さんがもともと時代村にいたことや、ダンサーの レイナさんが関わっているということもあり、殺陣とダンスを劇中に入れたエンターテイメント性の強いお芝居をする 劇団でした。お芝居に自信のない私でしたが、でてみたいなぁと思っているとレイナさんが私を、座長さんと演出家に 紹介して下さいました。そしてしばらくして、レイナさんが座長さんと演出家と副座長さんを連れて、私の出演するス トリップ劇場に観に来て下さいました。
私は着物が好きで、よく演目に取り入れていたのですが、その時も着物の演目をしていました。そして、その演目を観 てくださった座長さんや演出家の方が、次の公演に「かぶく」ことをイメージしたものをする予定で、私のステージが そのヒントになったと言って下さいました。 さらに、是非出演して欲しいとまで。私の方が出演したい、と思っていたので、とても嬉しいことでした。そして、 念願の舞台に立つことになりました。

若林

そのお芝居がきっかけで、他の公演にも誘われるようになり、今では年間五本以上の公演に出演するようになりました。 ストリップをする前は、何か特別なことが出来たわけではないので、その頃にお芝居をしようとしていたら続かなかっ たでしょう。踊り子を永くやっていたからこそ、お芝居の公演に出ることが出来たし、縁が続いているのだと実感しま す。今はお芝居をするようになり、女優の道も歩いていますが、私の根底にはずっとストリップがあります。だからこ れからも、出来る範囲でずっとストリップを続けていけたらなと思います。
お芝居の公演はストリップと違い、本番初日の一ヶ月前からお稽古があります。だからその期間は、ストリップ劇場に のることができません。そんなわけで、前よりものる頻度が少なくなってしまいました。それでも、ストリップ劇場に のると、見知った方々、スタッフ、踊り子さん達がいて、ここが私の生活している場所なんだなぁと思われます。本来 実はとても出無精な私が、旅をし続ける踊り子という仕事を永く続けていることが、自分でも不思議で仕方ありません。
さて、二千十年は三月に一本、四月に二本、六月に一本のお芝居に出演しました。今のところ、十月〜十二月の三ヶ月 で月一本ずつ予定があります。そんなわけで、今年は七本の公演に出演させていただく予定です。今年は抑えていこう と考えていたのですが、結局増えてしまいました。でも、どこも出演したいところなので、張り切っていきます。そし て、自分の糧にしていけたらなと思っています。
そんなわけで、今回はこの辺で…。近況や公演情報などは、私のアメーバブログ「仏座(ほとけのざ)」でチェックして いただけたら嬉しいです。あと、最近ツイッターも始めました。wakamihoでやっていますので、よろしければフォロー お願いします。
それではまた、ここでもお会いしましょう!皆様、お元気で!


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